帰宅費用、宿泊費用、車輌搬送が車輌保険に一本化された

三井ダイレクト損保は、自動車保険自由化直後の2000年5月に損害保険業の免許を取得して翌6月より営業開始した三井住友海上グループの損保会社です。

通販型自動車保険ではソニー損保に続いて2番目のシェアを持っていますが、その差はまだまだ大きく、正味収入保険料べースで見ると2倍以上の開きがあります。

1999年営業開始のソニー損保を追う形で通販型自動車保険を販売することとなった三井ダイレクトの任意保険は、先行する各社と顧客ターゲットをずらす必要があったのでしょうか、走行距離や免許の色によって保険料が変わらないというユニークな特徴を持っています。

加入条件にもよりますが、保険料の安さという点ではソニー損保を負かしているといってよく、中でも走行距離の大きい人やブルー免許の人たちに「安い任意保険」として喜ばれています。

さてその三井ダイレクトの任意保険、無料付帯サービスのロードサービスの方はどうなっているのでしょうか。

例によって、まずはロードサービスのメニューを挙げてみましょう。

・レッカーサービス(50kmを限度に無料、指定修理工場なら距離制限なく無料)

・キー閉じ込み(カギ開け)

・バッテリー上がり(エンジンの再始動)

・パンク(スペアタイヤへの交換作業)

・落輪引き上げ(2万円を上限に無料)

・雪道でのスタック(走行可能な所への引き出し)

・ガス欠(10リットルまで。1年目ガソリン有料、2年目以降無料)

その他の作業(30分程度の簡易作業が無料、部品代は有料)

・レンタカー(2年目以降12時間まで無料)

・相談、情報提供(故障だけでなく車に関するさまざまなサービス)

・携帯電話GPS位置情報サービス(GPSで正確な場所を特定)

・帰宅費用(2万円/1名が上限)

・宿泊費用(1万円/1名が上限)

・修理後車輌搬送(10万円が上限)


以上が三井ダイレクトのロードサービスのラインナップですが、実は青字にしてある「帰宅費用」「宿泊費用」「修理後車輌搬送」の3サービスは、2015年10月1日以降の契約から車両保険の特約「事故付随費用補償特約」に一本化されています。

したがって、現在はこの3サービスを除いた姿が三井ダイレクトのロードサービスのメニューだということになります。

上記の帰宅費用、宿泊費用、修理後搬送費用のサービスが車輌保険の特約に一本化されたということは、無料でなくなったということです。

もともとこの3サービス、補償の上限額が設定されている点がライバル?であるソニー損保殻見れば見劣りしていたのですが、このたび車輌保険に組み込まれたことで更に水をあけられたという形となりました。

またガソリン代、部品代、レンタカー費用の無料が2年目以降からだというのも、チューリッヒやソニー損保から見ると1段階差をつけられているという感じは否めません。

上でも紹介したように、どんなに走行距離が大きくても保険料が高くならない、ブルー免許でも保険料が高くならないと言うユニークな特色を持つ三井ダイレクトは任意保険各社の中でも貴重な存在だと思うのですが、このロードサービスがちょっぴり残念といえば残念だといえるかもしれません。

それでも代理店型各社のロードサービスに比べればはるかに充実しているのですから、代理店型からの乗り換えの有力な選択肢になっていることは間違いないでしょう。


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