無料ロードサービスの魁になった外資系損保

無料ロードサービスというのは、そもそも外資系の保険会社が自動車保険の新しいサービスとして導入し、それが国内損保の自動車保険にも広がっていったという経緯があります。

自動車保険自由化を契機に、アメリカンホームダイレクトなどが、代理店を通さずにダイレクトに契約を行う「通販型自動車保険(ダイレクト系自動車保険)」という新しいタイプの任意保険の発売を始め、その新タイプの保険の目玉の一つとして無料ロードサービスが日本に持ち込まれたのです。

その後ソニー損保をはじめ国内損保が販売を始めた通販型自動車保険でも、この無料ロードサービスは通販型に欠かせない無料付帯サービスとして広がってきました。

現在外資系の通販型自動車保険といえば、アメリカンホーム、アクサダイレクト、チューリッヒといったところでしょうか。

日本で無料ロードサービスに先鞭をつけた外資系の3社ですが、アメリカンホームは2016年3月で新規募集を停止していますので、アクサダイレクト、チューリッヒを取り上げて外資系損保のロードサービスの特徴などを見てみましょう。

まずチューリッヒですが、これは「業界最高レベルのロードサービス」という形で別ページでも取り上げました。

自ら「業界最高レベル」と名乗るだけあってその内容の充実ぶりは他社より頭一つ抜けています。

チューリッヒのロードサービスのレベルの高さを象徴しているのは、比較的コストのかかるレッカーサービスの違いだと思います。

他社の無料サービスの範囲は最高のところで「50キロメートル」までなのですが、チューリッヒはなんと「100キロメートル」までが無料であり、指定修理工場なら距離無制限で無料になっているのです。

100キロメートルといえば片道2時間くらいの距離であり、日本であればたとえどんな過疎地でもレッカー代を心配しなくてもいい距離ではないでしょうか。

さてもう一つの外資系損保のアクサダイレクトですが、無料ロードサービスの内容は次のようになっています。

<アクサダイレクトのロードサービス>

拠点数 全国9,606ヵ所(2015年12月末日現在)

バッテリー上がり:対応

ガス欠時の燃料補給:対応(1年目は燃料代実費、2年目以降10リットルまで無料)

雪道スタック引出し作業:対応

エンジンオイル・冷却水補充作業:対応

スペアタイヤ交換:対応

カギ閉じ込み時の開錠:対応

玄関カギ開けサービス :2年目以降対応

レッカー移動:35kmまで無料、指定最寄修理工場なら距離無制限で無料

レッカー落輪引き上げ:対応(段差1m以内)

修理後車両搬送:無料

修理後車輌引取り費用:片道交通費を1名分50,000円まで補償

宿泊費用:搭乗者全員分の宿泊費を1泊まで補償

帰宅費用:搭乗者全員分の交通費を補償

ペット宿泊費用:同乗のペットの宿泊費を1泊まで補償


チューリッヒのサービス内容を見てからアクサダイレクトの内容を見るといくらか見劣りする点もありますが、チューリッヒ以外の国内損保各社の内容から見れば、なかなか充実した内容となっていると思います。

チューリッヒとの一番の違いは、レッカー移動の無料距離(35km)とレンタカー無料サービスがない点でしょうか。

ちょっと残念なのは、ロードサービスを契約継続のインセンティブにしようとしている面があることです。

「ご契約2年目以降の方にはさらにパワーアップしたサービスをご提供します」という言い方で、「ガス欠時のガソリン代」「玄関カギ開けサービス」の無料を契約2年目からにしています。

無料ロードサービスは、代理店型から通販型へ乗り換えさせるための強力な武器になる付帯サービスなのですから、チューリッヒのように1年目から前サービスをフルに利用できるようにした方がインパクトが大きくて効果的だと思うのですが。

この点を除けば、チューリッヒとともに業界トップレベルのロードサービスと言って良いと思います。


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