ベストテン上位を通販型任意保険が独占

現在国内で最も調査対象者が多く客観性の高い自動車保険の顧客満足度調査は、今回紹介する「オリコン日本顧客満足度ランキング 自動車保険」かもしれません。

2018年版の調査では、調査対象人員数は 14,458人にのぼっています。

しかも調査対象者は、「過去4年以内に自分が運転していて自動車保険を適用したことがあり、かつ、自動車保険へ加入する際に選定に関与した人」という条件で選ばれています。

評価項目は、加入手続き、商品内容のわかりやすさ、商品内容の充実度、コールセンターの対応、事故担当者の対応、受取額・支払いスピード、保険料、アフターフォロー、サポートサービス、会社の信頼性の10項目とそれらを総合した「評価項目総合」とになっています。

自分で実際に自動車保険を選び、事故などで自分で選んだ自動車保険を実際に使ったことのある人が26,178人も回答し、その回答によるランキングですから、大変説得力のあるランキングだといって良いでしょう。

さてこのオリコンの「総合評価項目」による得点ランキングですが、2018年版を見ると、次のように1位から7位までなんと通販型(ダイレクト系)の任意保険が独占するという結果になっています。

第1位 ソニー損保      第6位  アクサダイレクト

第2位 チューリッヒ保険   第7位  三井ダイレクト損保

第3位 セゾン自動車火災   第8位  東京海上日動

第4位 イーデザイン損保   第9位  日新火災海上

第5位 AIG損害保険    第10位  三井住友海上火災

ちなみに、評価得点が60点以上でベストテンの圏外になっているのは次の各社です。

損害保険ジャパン日本興亜
SBI損害保険  共栄火災海上保険  あいおいニッセイ同和損害保険 そんぽ24損害保険 セコム損害保険  楽天損害保険

いかがでしょうか。

通販型任意保険は現在9社ですが、そんぽ24と、2016年3月で新規販売を停止したアメリカンホームを除く6社がベストテンに入っています。

普段任意保険のことを調べたりする時ヤフー質問箱などの質問掲示板を利用している人がこの結果を見たら、きっと間逆の結果に驚くのではないでしょうか。

質問掲示板は自動車保険の代理店関係者の書き込みが多く、通販型任意保険は彼らからするとまるでボロクソな保険という言い方なのですから。

通販型のシェアはまだ1割にも満たないはずで、オリコンの調査でも通販型経験者の回答者は少ないはずなのですが、そのような状況の中でこの結果になっています。

たまたま1社や2社がフロックで高評価になったというのではなく、通販型7社のうち6社がベストテンに入り、しかも上位を独占している状態です。

AIGといえば、合併前のAIUは代理店の養成や教育を徹底して行いディーラー代理店などの片手間代理店を一切置かないハイクオリティーの代理店型保険として知られていましたが、そのAIGでさえ通販型4社の後塵を拝して第5位にやっと顔を出しています。

この結果は2018年だけのたまたまの結果なのかと調べてみると、2015年は1位から8位まで独占、2014年は通販型全9社が1位から9位までを独占といった状況であり、2018年の評価は決してたまたまのものではないということがわかります。

もはや、このような通販型任意保険の高評価は「定評」と言うべきところまできているのではないでしょうか。

■「安かろう悪かろう」などというのはデマと言ってよい

このような結果があるにもかかわらず、ネットの質問掲示板では「安かろう悪かろうが通販型」などといった代理店関係者による書き込みが後を絶ちません。

代理店マージンを省略した通販型任意保険の登場に危機感を抱きライバル視するというのは分からないことではないのですが、「一度事故を起こせば捨てられる」とか「事故のことを考えたら通販型はやめた方が良い」などと、「通販型憎し」のあまり事実と違う中傷まがいのことまで持ち出して非難するのはいかがなものでしょうか。

「安かろう悪かろう」が本当のことならば、安くて悪いはずの通販型がこれほど何年にもわたって保険料の高い代理店型より軒並み評価が高くなるのはなぜなんでしょうか。

保険料が高くそれだけ高品質なはずの代理店型任意保険が、通販型各社より高い評価を得られないのは一体なぜなのでしょうか。

代理店関係者の方々はこうしたランキングの結果についてどう説明するのでしょうか。

専業代理店の方々は自動車保険の専門家ではあるのでしょう。

でも代理店の存在意義を脅かしかねない通販型任意保険を認めたくないという強いバイアスがかかっている方々だと考えるべきだと思います。

もう結論ははっきりしていると言って良いでしょう。

「安かろう悪かろう」などというのは、何も根拠のない中傷みたいなものだと考えましょう。


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