保険料が高いのに満足度が低くなる任意保険

電気製品の価格比較ウェブサイト「価格.com」で有名な(株)カカクコムでは自動車保険見積りサイトも運営していて、一括見積り利用者ののうち任意保険に加入している人や事故時等で保険を使った事のある人に対してアンケート調査を行い、結果を「自動車保険 満足度ランキング」として毎年公表しています。

最新のランキングは2015年11月30日~12月9日に行われた調査による「自動車保険 満足度ランキング2016」で、回答者数は4,336人となっているようです。

調査項目は保険料の満足度、補償内容の満足度、顧客対応の満足度の三つで、それぞれの項目の得点を各項目の重視度で調整して算出した満足度を保険会社ごとに平均して総合順位を決めているようです。

このようにして決められた総合ランキングの結果は次のとおりです。

     第1位  SBI損害保険            第6位  アクサ損害保険
     第2位  セゾン自動車火災保険         第7位  ソニー損害保険
     第3位  三井ダイレクト損害保険        第8位  アメリカンホーム保険会社
     第4位  イーデザイン損害保険         第9位  AIU損害保険
     第5位  チューリッヒ保険会社         第10位  日新火災海上保険

通販型任意保険は全部で9社ですが、なんとそのうち8社が1位から8位までを独占しています。

この調査の満足度は保険料、補償内容、顧客対応のそれぞれの重視度が加味されているので、保険料を重視するする人が多ければ保険料が安い通販型が有利になることは予想がつくのですが、それにしてもベストテンの1位から8位まで通販型が占めるというのは圧倒的です。

等級別料率制度の改定や消費税増税などによって自動車保険の保険料が近年上昇傾向にあるなかで、少しでも保険料負担を軽くして家計支出を少なくしたいという顧客の意向の表れなのでしょうか。

そのような近年の傾向かと思ってバックナンバーでベスト5を確認してみると、2012年から2015年まで4年連続で通販型がベスト5を独占していることが分かります。

どうやら通販型の任意保険の満足度が高いのは、ここ数年の一時的な傾向ではなく、少なくとも5年以上前から続いている傾向だということのようです。

任意保険のシェアはまだまだ代理店型が圧倒的に大きく、通販型のシェアは10パーセントにも満たないのですが、この調査の結果を見ると通販型がなぜこのような低シェアにとどまっているのか不思議でなりません。

加入してみればその良さがわかるのに、加入の機会が圧倒的に少ないのでしょうか。

東京海上日動のトップの方が「通販型はまだまだ脅威ではない」と豪語しているのをネットで見た記憶がありますが、日本の場合、新車ディーラーなどで車購入とセットで代理店型任意保険に加入するというパターンがまだ圧倒的に多いということなのでしょう。

また、この調査から分かるのは、通販型の任意保険は決して「安かろう悪かろう」というバッタもんのような保険ではないということです。

専業代理店の方々は通販型の任意保険のことを「一度事故を起こせば捨てられる」「事故を起こさない人が入る保険」「保険金の出し渋りが心配」などとまさにボロクソにいいますが、それが本当なら通販型各社が揃いも揃って8社もランキング上位に入るわけがありません。

このランキングの通販型への評価は、事故で実際に保険を使ったことがある人の回答も反映されている評価であることを忘れてはいけません。

事故で捨てられた加入者が自分を捨てた保険会社のことをこのように高く評価するはずはないのです。

また、自動車保険という商品は、一般の商品のように値段が高ければそれだけ品質もよくなると言うものではないということも良く分かります。

値段の高い(保険料が高い)代理店型国内大手損保各社が日新火災海上保険を除いて軒並みベストテンから外れているのです。

値段の格安な商品がこれほど満足度調査で上位を占めるのは自動車保険くらいのものかもしれません。

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