目的のためには手段を選ばず~シェア比較の二重規範

代理店関係者、中でも専業代理店の方が通販型自動車保険について述べるときに「通販型への加入者は100人中7人だけ」「通販型の加入率は7パーセントだけ。どちらがいいと思いますか」というような言い方をすることが結構多いです。

具体例をいくつかYahoo知恵袋から拾ってみると、

「現在ダイレクト自動車保険の契約率は、約7%です。多いですか?少ないですか?」
「自動車保険を通販型で加入してる人は10%もいません。
それだけリスクが高い契約と言うことです。」
「10台車があっても加入してるのは1台位・・・」

などといった具合です。

表現は様々ですが、要するに「通販型はシェアが1割にもならない不人気の保険。人気の高い代理店型の方が安心。」と言っているわけです。

シェアそのものに関する事実関係はそのとおりなのですが、実はこの言い方には明らかな二重規範(ダブルスタンダード)が隠されています。

■否定する「トンネル代理店」のシェアを誇ってはいけない

まず、代理店型自動車保険のシェアを90%として、その内訳を掘り下げてみましょう。

損保協会の統計によると専業代理店の契約獲得シェアは保険料ベースで約39%となっています。

良く言われるように専業代理店の3分の1ほどが副業代理店と変わらない弱小専業代理店だとすれば、それを除いた真のプロ代理店による契約獲得シェアは3割前後ではないかと推測されます。

そして、代理店型自動車保険のシェアが全体で90%とすれば、その3割程度の27%前後がプロ専業代理店によるシェアになるという計算になります。

つまり、専業代理店の方がシェア90%だと代理店型のシェアを誇ったところで、本当の意味で代理店型のメリットを享受できる契約者の割合は3割も居ないということになります。

何しろ「副業代理店や弱小の専業代理店はトンネル代理店」なのですから。

専業代理店の方々は「トンネル代理店で加入するなら通販型と同じ」と一方で言いながら、シェアを語る時だけトンネル代理店によるシェアもちゃっかり含めて90%だと誇っているのです。

「トンネル代理店は私たちのような真の代理店ではない」というのが信条ならば、通販型のシェアと比べるときに「90%」でなく「27%前後」の方を持ち出さなければならないのです。

専業代理店の方の信条からすれば、90%-27%=63% というシェアは誇ってはいけないシェアなのです。

こういうのをダブルスタンダードというのではないでしょうか。

憎っくき通販型をやり込めるためには手段を選ばないという姿勢から生じてしまった矛盾と言ってもいいかも知れません。

確かに「27:10」よりは「90:10」の方がインパクトが大きいですが、質問掲示板のように大勢の人が訪れる公共的な場でこのような二重規範になるような言い方をするのは公正ではないと思います。

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