テレビコマーシャルの安い保険料は加入条件がわかりづらい

従来タイプの代理店型自動車保険は自動車ディーラーなどの代理店が勧誘を行いますが、通販型の任意保険の勧誘手段はテレビ、ラジオ、ネットなどでの宣伝しかありません。

ですから、通販型自動車保険の各社はかなり大きな経費をかけて広告を打っています。

通販型各社の広告費は代理店型各社が代理店に支払う手数料に相当するといえるでしょうが、金額の規模ははるかに小さく、そのことによって格安の保険料を実現しています。

通販型各社のコマーシャルではともかく保険料の安いことが目立っていますが、自分の場合でもそんなに安くなるのだろうかと疑問に思う方も多いかもしれません。

何しろ、短い時間のコマーシャルですからどんな加入条件の場合の保険料なのかはっきりしないからです。


広告は通販型任意保険の唯一の勧誘手段

そもそもコマーシャルというのは、人を引きつける魅力を持つものでなければなりません。

任意保険のコマーシャルも、格安な保険料など誰もが加入したくなるような内容をアピールして宣伝しています。

アクサダイレクトやソニー損保などのコマーシャルは回数も多く、誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。

任意保険を商品として販売する保険会社にとっては、自社の保険の知名度を上げることが加入者獲得に直結する唯一の手段であり生命線だといってもいいでしょう。

テレビやラジオにおいても、ゴールデンタイムにこうした自動車保険のコマーシャルが流れるようになりましたし、インターネットでは、24時間自動車保険の広告が貼り付けられています。

加入者が支払った保険料が適切に交通事故の補償に還元されているかを考えなくてはいけないなどと、お堅い?ことを言う方も居られるようです。

でも、通販型各社にとっては広告が財務省に認められた唯一の勧誘方法なのですから、広告に金を掛けすぎといってもかみ合わないことになってしまいます。


広告での勧誘の欠点は加入条件が良くわからないこと

対面勧誘の代理店型任意保険では、加入条件に応じた保険料をじっくり確かめることができます。

広告による勧誘の通販型では、短い時間の広告だけではどんな加入条件の保険料なのかが詳しくわかりません。

テレビやラジオで流れるコマーシャルでは保険料が他の保険と比べて格安になるというアピールが行われますが、どんな要因で安くなっているのかがわかりにくいのです。

金融庁の厳格な認可・監督を受ける保険事業ですから誇大広告をすることはないでしょうが、テレビ画面に出てくる格安保険料がどんなケースでも当てはまるわけではないことも事実です。

コマーシャルを録画してスロー再生したり一時停止させたりすればどんな加入条件での保険料なのかをじっくり確かめることができるかもしれませんが、普通そんな面倒なことをやる人はいませんよね。


保険料から逆算して加入条件を検証してみた

自動車保険の各社のコマーシャルをチェックして保険料の金額を検証してみると、大体次のような条件の時にコマーシャルがアピールしている保険料に近くなるようです。

・車種:フィットなどのコンパクトな人気車種
・等級:10等級以上
・年齢:30歳以上、あるいは35歳以上
・使用目的:日常・レジャー使用
・運転者:家族限定あるいは夫婦限定
・補償内容:対人・対物:無制限、人身障害:5千万円、車両保険:無し

逆算のようになりますが、このように検証してみれば確かに車両保険無しで2万円を切るケースがあるのは事実で、誇大広告でもなんでもないことがわかります。

しかも1社だけでなく同じような保険料になる保険会社が通販型だと何社か出てきます。

極端に保険料が安くなるケースを意図的に用いているわけでもありません。

ただわかりにくいというだけです。

まとめ~必ず自分の加入条件で保険料を確かめてみよう

通販型のコマーシャルに出てくる格安保険料が誇大広告ではないことはわかりましたが、いつでも誰でも該当する保険料でないこともわかりました。

テレビコマーシャルがきっかけで保険会社を選ぶときは、広告の保険料を鵜呑みにせず、必ず自分の条件で保険料を確認するようにしましょう。

自動車保険比較サイトや無料一括見積りを利用すれば、お目当ての保険会社の保険料だけでなく、ライバル他社の保険料との比較もできますよ。


※この記事を読んだ人は次の記事も読んでいます。

任意保険の代理店型のメリットは何か? 

任意保険がいくらになるかはあなたしか知らない

初めての任意保険、相場の見当が付けられなくなった

このページの先頭へ

inserted by FC2 system