" 軽自動車の4ナンバー、任意保険はお得なのか?

「若いうちは4ナンバーがお得」というのはとうに昔の話


いわゆる4ナンバーの軽自動車は貨物車の扱いになります。

主に業務用や営業用として使われることが多い車種で、装備品は内装、外装ともコスト重視の必要最小限にとどめられているのが特徴です。

最近の5ナンバー軽自動車は装備も豊富になってきましたが、4ナンバー軽自動車は装備が少ないので車体が軽く、5ナンバーより燃費が良いのもメリットだと言われています。

自賠責保険、重量税は4ナンバーも5ナンバーも同額、車検も軽自動車だと4ナンバーも5ナンバーも2年おきなので、車検費用も違いはないとみて良いでしょう。

年間の維持費で5ナンバーと4ナンバーが明確に違うのは自動車税です。

5ナンバーの年間10,800円に対して4ナンバーは年額5,000円で、年間5,800円安くなります。

任意保険以外の維持費での4ナンバーの明確なメリットは、この自動車税が安いということです。

では本題の任意保険はどうなるのでしょうか。

軽の4ナンバーの任意保険、一頃までは「4ナンバーは年齢よる任意保険料の変化が無いので、若い人にとっては、年齢条件で保険料が割高になる5ナンバーより保険料が安くなる」と言われていました。

5ナンバー車は年齢条件で若い人の保険料が割高になるので、若いうち(21歳、あるいは25歳まで)は年齢で保険料の変化がない4ナンバーの方が安上がりになったのです。

ところが、1998年、自動車保険が完全自由化されてからはリスク細分型の任意保険が多くなり、4ナンバーでも個人利用の場合は年齢条件が設定されることが多くなりました。

個人利用の軽の場合、もう「若いうちは4ナンバーの方が任意保険がお得」という話は成立しなくなっています。

自由化後、直接契約(通販型)で格安の任意保険が多くなった今では、5ナンバーと4ナンバーによる違いより、保険会社による任意保険料の違いの方がはるかに大きくなっています。

保険料が自由競争になった今では、むしろ保険会社による保険料の違いに着目した方が節約になるということですね。


■4ナンバーと5ナンバーの保険料を比較してみた

「若いうちは4ナンバーの方が任意保険がお得」というのがもう昔の話になったこと、そして個人利用の場合は4ナンバーの任意保険料も5ナンバーの任意保険料も似たようなものになったことを検証するために、できるだけ同じような条件で両者の保険料を比較してみました。

車種は4ナンバーの代表としてスズキ エブリーを、5ナンバーはホンダ N-BOXを選んでみました。

     <保険会社>       <4ナンバー軽の保険料><5ナンバー軽の保険料> <差額>

    損保ジャパン日本興亜        89,590円         84,180円      5,410円

    ソニー損保             84,660円         81,140円      3,520円

    セゾン損保(大人の自動車保険)   67,190円         62,570円      4,620円

    アクサダイレクト          61,090円         48,270円      12,820円

    SBI損保             52,860円         55,830円     ▲2,970円

    三井ダイレクト損保         50,430円         49,920円       510円

<共通の見積条件>…NTTIFの一括見積りで試算
年齢:23歳 等級:6等級 免許:ブルー 走行距離:8,000km 対人・対物:無制限 人身障害:3000万円
車輌保険:なし

23歳ではじめて任意保険に加入するという想定ですので、全体に保険料が高くなっていますが、4ナンバーと5ナンバーを比べてみていかがでしょうか。

ナンバーの違い以外はほぼ同じ条件にしたのですが、SBI損保以外は4ナンバーの方が保険料が高くなっています。

21歳以上補償の若い人の場合の試算でこうなのですから、「若いうちは4ナンバーの方が任意保険がお得」というのはやはり昔の話になったということが分かります。

また、(アクサダイレクトを除いて)各社とも4ナンバーの保険料と5ナンバーの保険料がほぼ似たような金額になっていることもお分かりいただけると思います。

実際見積りに当たって「軽4ナンバー」を選んでも、年齢条件、運転者限定、走行距離などが5ナンバーと同じように指定できるようになっていて、各社とも同じような見積額になります。

このように、任意保険だけをみれば敢えて4ナンバーを選ぶメリットはほぼ無くなっているといって良いでしょう。

そして、任意保険の節約をしたいと思えば4ナンバーを検討するよりも、このような一括見積りで安い任意保険を探した方がはるかに節約になるということも分かります。

4ナンバー、5ナンバーとも一番高いところと一番安いところとでは3万円以上も保険料が違うのですから。

自動車税のメリットは明確にあるので4ナンバーの選択はアリだと思いますが、「4ナンバーにしたから任意保険も大丈夫」と安心してしまうと落とし穴にはまる危険があります。

4ナンバーにした場合でも【無料】一括見積りでの各社比較は節約のために欠かせないステップです。

「軽4ナンバー」を検討するくらいの方であれば、一度は一括見積りで各社の保険料をチェックしてみるべきだと思います。

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維持費全体ではどうか

車両保険

軽自動車の4ナンバーと5ナンバー、任意保険についてはどちらがお得なのかは一概には言えないことがわかりました。

軽自動車の維持経費は保険以外にも様々あり、4ナンバーのメリットなどを5ナンバーとの比較で整理すると次のようになります。


①燃費   …4ナンバーの方が車重が軽く燃費が良い。

②車検期間 …4ナンバーも5ナンバーと同じ扱いで初回3年・以降2年ごと

③重量税  …4ナンバーも5ナンバーと同額で8,800円

④自動車税 …4ナンバーは年額4,000円で5ナンバー(年額7,200円)より3,000円安い。

⑤自賠責保険…4ナンバーも5ナンバーと同じで24ヶ月 24,180円

⑥任意保険 …若い人の場合に4ナンバーの方が安くなる。


このように維持費の全体を概観すると、4ナンバーとはいえ決定的な優位性があるとは言えないようです。

車両購入価格の安いことが一番のメリットだということでしょうか。


4ナンバー軽自動車は個人でも使うことができますが、主にビジネス用途で限られた乗車人数で用いられる事を想定して製造されています。

足回りのリーフスプリング使用、内装内張りを簡素化、樹脂製バンパーなど装備は最小限にとどめられており、その分価格の安い4ナンバー軽自動車は、むしろ5ナンバー車よりもセカンドカーらしいセカンドカーといえるかもしれません。

軽自動車にはこんなメリットもある

軽自動車のその他のメリットを整理してみましょう。


●購入時に印鑑証明・車庫証明(保管場所証明申請)が不要であること
(ただし、軽自動車の保管場所届出義務等の適用地域(おおむね人口10万人以上の都市)においては、購入後に保管場所届出の必要がある。)

●保管場所届出が簡便であること
手続きは届出制で必要な費用は標章交付手数料500円のみ。(普通車の保管場所証明申請は、承認後の標章発行であり申請手数料・標章交付手数料が必要…東京都の場合2,600円)

●高速道路の通行料が割安であること
1989年に普通車の約2割引程度に改定されました。

●4ナンバーでも車検が初回3年、以降2年ごとであること。
4ナンバーでも軽自動車の場合は車検期間の取り扱いが5ナンバーと同じになります。は2年ごと(白ナンバー普通車の4ナンバーは1年ごと)


<軽自動車あれこれ>

軽自動車なら4ナンバーでも高値の査定が期待できます。
中古車の人気が高く値落ち幅が小さい軽自動車は古い車で走行距離が多くても結構な値段が付くのです。
軽自動車を下取りに出すのは絶対避けたいですね。
何十万円で売れる軽でも年式と走行距離だけで「査定ゼロ」になってしまうのですから。
ディーラーは査定ゼロで下取りした軽を買取り専門店に転売しているかもしれませんよ。

「軽自動車は安い」と言い切れなくなっている?


近年、軽自動車も装備の高級化が進んだ結果、登録車(普通車)と比較して支払い総額ではかえって軽自動車の方が高く付いてしまうケースが珍しくなくなりました

最近では車両本体価格が100万円を切るモデルは比較的ローエンドなものが多くなり、逆に120万円を超えるというモデルも多くなっています。

中でも、ターボチャージャー付のいわゆるターボ車の場合は、ムーヴやワゴンRのような量販車種でも150万円を超えるというモデルが普通のように販売され、結構売れていたりします。

そのため、軽自動車と同じ価格帯で、例えばコンパクトカーの特別仕様車などを十分狙える場合があリます。

本体が150万円だとカローラにも手が届きますし、値引きの状況によっては税金などの差まで相殺されてしまうこともあり得ます。

軽自動車は、やはり価格帯も軽自動車らしいものを選ぶことが、軽のメリットを生かすことになるのでしょう。


※軽自動車の4ナンバーに関する参考記事はコチラ

軽の貨物車(4ナンバー)に年齢条件が付けられるか

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